2008年12月03日

曜変天目茶碗の再現、メカニズム追求の足跡

先日、今までに一体全体どれほどの天目茶碗を成形し焼いてきたのか、大凡数えてみた。30年の間に焼いてきた数は、おおよそで3万個ほどであった。 もちろん、毎年焼いてきたという訳ではなく、実際に焼いた時間は合計すると5年ほどの間であるに違いない。 中にはタイル状のテストピースや杯型のテストピースも使った物もあるが、それでは結果が分かり難いので、実際に12cmほどの天目茶碗を作った数である。 私が曜変天目茶碗に興味を持ち、それのメカニズムについて素人なりに考え始めた頃には既に2..
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2008年11月27日

曜変天目のメカニズムは、特殊だが簡単な現象

「曜変天目の発生するメカニズムは解明しました」と言っても、「全く同じ色をした曜変天目茶碗を見せてみろ」と、言いたい人が多い事は分かります。 しかし、私は「曜変天目とはメカニズムであって、稲葉天目と同じ色の事ではない」と説明すると、皆さん、つまらなそうな顔をされます。 「どうせ、偽物だろう」とか「どうせ勝手な思いこみだろう」くらいにか、思われないのでしょうが、仮に稲葉天目に似た色の物であれば良いのであれば、それを作る事は有る意味で簡単な事です。 現在、一部の作家さんが「曜..
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2008年11月27日

曜変天目茶碗の斑紋の色

曜変天目茶碗の斑紋の色は実物を見た人でないと、非常に分かり難いものだ。 写真集や図録に掲載されている写真のほとんどは、色の補正がされている事と、そもそも曜変天目の色彩が光りの屈折によるものなので、写真に写りよう筈もない。 ただし、以前から述べてきたように日本に現存する3碗の曜変天目は、たまたまこの日に中国の建窯の材料を使って、建窯の土にかけられて建窯の龍窯で焼成された物であるという前提である事は、予め断っておく。 何故なら、建窯とは違う釉薬でも曜変天目の斑紋は焼けるから..
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2008年11月27日

曜変天目の再現:曜変天目、油滴天目(建窯)、禾目天目の釉薬調合

曜変天目、油滴天目、禾目天目、いずれも中国の建窯で北宋時代から南宋時代にかけて焼かれた鼈口を持った天目茶碗の事である、 他にも器形は数種類が知られているが、ほとんどは鼈口の天目茶碗です。 この三種の中では、油滴天目が一番身近で、簡単に焼け、何処にも釉薬が販売されていると思われる方もいらっしゃるかもしれないのですが、通常、日本で販売されている油滴天目釉とか窯変天目釉という名称が付けられた釉薬は、実は中国の北方、黄河よりも北側にあった磁州窯という呼ばれる窯場群の何処かで焼かれ..
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2008年10月21日

曜変天目茶碗の発生メカニズムと釉薬

「曜変天目茶碗の釉薬を教えてください」というお問い合わせを頂く事が多くありますので、再度、記しておきたいと思います。 まず基本的に、曜変天目の斑紋は結晶釉でも絵付けでも無く、素地土から何かが吹き出した物ではないという事です。(私論ですが、実証はしています) であるからには、釉薬をいくら弄くってみた処で、あのような斑紋は生まれては来ない筈です。 強いて言うとすれば、曜変天目の釉薬と油滴天目の釉薬と、禾目天目の釉薬は、ほぼ同一の物であるということです。 もちろん、弱冠の相..
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2008年08月26日

曜変天目茶碗の伝説と日本書記・古事記

私が学生の頃には、日本書記や古事記と言えば学者からは荒唐無稽な書物として扱われていたような気がする。 一番の原因は、神武東征が西暦に直すと縄文時代や弥生時代の事になってしまい、この文書から日本の太古を再現するできないという理由だったように思う。  しかし、その後の発掘調査などの資料によって、決して単純な寓話とも言えないという事が分かり、今では30年ほど前には考えられなかったほど多くの学説が現れている。  そもそも記紀編纂の基本史料となった『帝紀』、『旧辞』は蘇我氏の滅亡..
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2008年05月20日

曜変天目の発生メカニズム

曜変天目の斑紋が発生する為には、まず鉄釉が分相する事が必要となります。 この状態で、分相した鉄分が流れた物が禾目天目(兎毫盞)となります。 鉄分が流れずに固着した物が油滴天目であると考えると、分かり易いと思います。 両者の釉薬に違いは無い筈であり(もちろん古代の釉にはかなりの誤差はありますが)、その違いのほとんどは、焼成と胎土からのものであると言えます。 曜変天目の斑紋も、この鉄釉の分相に関係があるとすると(あくまで当方の考えですが)曜変天目は少なくとも結晶釉ではあり..
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2008年04月14日

曜変天目の釉薬成分は、既に分析されています。

曜変天目を再現したとして発表される作家の方が多くいらっしゃいますが、当方で拝見させていただいた限りではそのほとんどはレアメタル類を添加した加飾方法のように見受けられます。 本物の曜変天目が人工的に加飾された物ではないとの証明が出来ないではないかと主張される方もいらっしゃいますが、少なくとも曜変天目の釉薬成分は過去に分析されてております。 山崎一雄博士の論文「古文化財の科学」の中の曜変天目の項には次のような記述が見られます。 「上記破片には曜変天目に類似する青紫色の光彩を..
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2008年02月27日

曜変天目の釉薬の調合

「曜変天目の釉薬の調合を教えてください」という主旨のメールをよくいただきます。 当方で実験を行っている、曜変天目の釉薬の調合は実に簡単な物で、含鉄土石に木灰を加えた物です。 この含鉄土石もそんなに特別な物ではありません。 ただし、含鉄土石によっては鉄分が多すぎたりしますので、そんな場合のみ、長石類を少量使用して鉄分の含有量を調整しています。 数種類の物を試しますと、禾目や油滴、曜変のそれぞれ出方や色合いは変化いたしますが、あまりこだわらなくとも良いようです。 しかし..
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2008年02月13日

曜変天目茶碗の謎

近頃、曜変天目茶碗のものまね合戦が繰り広げられている事は前に書きました。 実際に、曜変天目茶碗と同じような斑紋を描く事は簡単な事ですし、青白い虹彩を焼き付ける事も、難しい技術とは言えないものです。 虹彩を虹色にして、焼き付ける事もある金属を使用する事で、簡単に行えます。 また、斑紋を虹色の虹彩状にする事も、難しい技術ではありません。 それらを使って、曜変天目の斑紋を描く事は、作家以外の方が面白がって行う事は、有意義な事でありましょうが、作家が「曜変天目茶碗を再現」と云..
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2008年02月10日

曜変天目のものまね大会

昨日、静嘉堂文庫に曜変天目茶碗を見に行ってきました。 光源のせいか、妙に斑紋と周囲の光彩が、不透明感が強いように見えました。 しかし、茶碗の周囲の光彩は、いつもよりっも強く感じられ、よく観察する事が出来ました。 昨年末頃には、銀座の黒田陶苑さんからも曜変天目の展覧会のカタログを戴きましたが、拝見には参れませんでした。 おそらくは、十人ほどは居ると思われる、曜変天目を再現したとされる作家さんなのですが、どうも「ものまね大会」の様相を呈してきているように感じます。 ..
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2007年10月16日

亀田親子と同じ、インチキ曜変天目の再現者たち!

ボクシングの亀田親子に対する処分が世間を騒がせていますが、この親子のやって来た事とインチキ曜変天目の作者達の行為はよく似ています。 結局の処、他人に迷惑を掛けなければ(見つからなければ)、何をしようと個人の自由だという、今の世の中の風潮と全く同じような行為です。 また、マスコミが金になれば良いという考えで、そのヤクザ言葉や礼儀の無い行為を煽ってきた処もよく似ています。 ボクシングにはボクシングの、また焼き物には焼き物の過去に遡った歴史があり、全く新しいスポーツや技法を個..
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2007年09月12日

曜変天目茶碗再現についての、一つの考察

今日、高嶋廣夫先生と二十数年ぶりに電話でお話をさせていただく機会に恵まれました。高嶋先生は、以前から曜変天目茶碗は窯焚きに於いて、偶然のように曜変天目茶碗が生まれたとの説を主張されていたので、同じ考え方にたつ私としても、何となくホッとした気分になりました。 今、陶磁器の世界は非常に意気消沈しているような感じで、生産品の陶磁器の売れ行きも芳しくなく、また知り合いの陶芸家の方に聞いても、個展等での売れ行きも芳しいとは言えない状況のようです。 一つには、中国の産業の勃興もありま..
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2007年07月29日

建窯付近の粘土に灰を混ぜて禾目天目釉を作ってみる。

南平の土や建窯窯跡付近の土を調合して、禾目天目釉を作ってみます。 通常の茶色の禾目天目釉は出来ます。 また、還元焼成する事で出方が薄く成りますが、銀色系の禾目天目にもなります。 しかし、この禾目天目釉はラスター性を帯びる事はありません。 またよく観察すると、古陶の禾目とは何かが違います。 以前に実験した結果では、これとは違う岩石を使って曜変天目と同じと思われる、光彩を持った(青く見える部分が動いて見える)禾目が出来る事は分かっておりますが、何故か曜変の斑紋が出来る焼..
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2007年07月03日

曜変天目茶碗の再現を目指す方へ、曜変天目茶碗の破片が発見される可能性と織田信長所有の茶碗。

中国ではここ20年あまりの間に、建窯の発掘がかんり進んでいるようだ。 しかし、曜変天目や油滴天目、禾目天目などの銀白色に呈色したラスター状の破片が発見されたという記事は目にしていない。 何度か、日本の書籍や展覧会などでも、曜変天目と同じような「”ラスター状のシミ」が付いた破片は公開されてはいますが、ちょっとニュアンスの違う物であると感じました。建窯の釉薬はラスター化はし易いようなので、このような破片は今後も発掘される可能性は高いとは思います。 前にも書きましたが、日本に..
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2007年07月02日

曜変天目茶碗の再現を目指す方へ(建窯油滴と北方窯油滴)・・・そもそもの始まり

陶芸を始めた頃は、何もわからず、焼き物の名前も種類もわからずに、図版や展覧会を見て廻ったものでした。 そうやって、色々な焼き物を見ていて、自身の脳裏に焼き付いて放れなかった物、また琴線に触れた物が曜変天目茶碗だった。 ただそれだけで、30年近い実験を繰り返す原動力になった事になります。 初めから、曜変天目茶碗、建窯の油滴天目茶碗、北方系の油滴天目茶碗が自分の頭の中で区別されていた訳ではなく、とくに油滴天目茶碗に関しては区別以前の問題で全く同じ物だと思って、それが違う物だ..
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2007年06月30日

曜変天目茶碗の再現を目指す方に・・・追記

建窯で使用された釉薬原料や素地粘土と、日本で調達できるそれらに該当する材料、または精製された工業用原料で、焼き物の色や斑紋などが、そんなに違うものなのかという質問をよくされます。 たしかに釉薬などの調合計算は一般的にはゼーゲル計算で成される事が多く、これは酸化物として計算される事がほとんどです。 一般的には、ゼーゲル計算で同じ値の調合をすれば、ほとんどの場合には同じような釉薬が出来上がります。 しかし、天然原料を使用して得られる釉調は、定量分析による値をいくら揃えた処で..
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2007年06月29日

曜変天目茶碗の再現を目指す方に・・・第三章

雨中に放置された金色の茶碗に雨が降り注ぐと、そこにはそれまではよく見えなかった物が現れてきました。 金色の中に色の濃く見える部分が有り、遠くから眺めるとそこには雲のように見え、中には幾つかの明るい斑点が見えます。 手にとってよく見ると、明らかに曜変天目と同じようなアメーバのように見える斑紋が浮かんでいる事が確認出来ました。 喜んで妻に見せますと、「なんだか分からない」というつれない返事が返ってきましたが私には、それが曜変天目茶碗と同種の斑紋だとしか思えませんでした。 ..
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2007年06月29日

曜変天目茶碗の再現を目指す方に・・・第一章

2007年現在、曜変天目茶碗の再現というとそのほとんどは絵付け技法によって、斑紋を黒天目釉の上に描くものが、大半のようです。 作家によっては、さも国宝の3つの曜変天目茶碗が絵付けされた物であるかのような発言をされる方も居て、この茶碗にそれほど深い興味をお持ちでない方などが勘違いしてしまうケースすらあります。 とは云え、曜変天目茶碗に対し深い愛着と畏怖の念を持って対している者の大半は、理屈はともかくとして、3つの茶碗が、ただ窯の中で焼かれただけで生まれ出た現象、「窯変」であ..
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2007年06月29日

曜変天目茶碗の再現を目指す方に・・・第二章

曜変天目の斑紋は特殊な元素や特殊な金属の結晶でもなく、ましてや人為的に絵付けされた物でもない・・・・・ こういう結果に辿り着いた時に、実は曜変天目の実験を止めていれば良かったのですが、どうしても、自分自身で納得ができませんでした。 また、それまで十数年間も希少金属や鉱物と格闘ばかりしていた為に、目の前に並んだ試薬の瓶や長石や珪石、カオリンや酸化鉄の袋を眺めては、ため息ばかりが出てきました。作陶小屋の裏手には既に2万個を超えた天目茶碗の山が出来ていました。 実は、鉱山で特..
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2007年06月28日

曜変天目茶碗とサヤ鉢の密接な関係

陶芸材料店「熱勝甲府店」に投稿したものです。 曜変天目茶碗を製作した福建省の建窯では、窯焚きにサヤ鉢を使用しています。 建窯の天目茶碗を多数見てくると気づかされる事ですが、面白い事に浅い物と深い出来の物があり、浅い出来の天目茶碗は茶溜まり付近の釉薬が斜めに焼けてしまっている物が多く、見込みの深い天目茶碗にはこれが見られない物が多い傾向があります。 これは、実は非常に興味深い問題であって、その理由が三十数基あると云われる建窯の窯によって茶碗を斜めにして焼いたり、水平に..
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2007年06月27日

鷓鴣斑と曜変天目との関係?

鷓鴣斑と曜変天目との関係? 建窯で1980年代になって発掘された「鷓鴣斑」と呼ばれる白い長石単味と思える材料で、斑紋を描いた茶碗類について追記しておきたいと思います。 中国の古い文献には、この「鷓鴣斑」という記述があった事が知られていたが、それが禾目天目を指し示す言葉なのか、広めの禾目天目を指し示す言葉なのかと云う議論は、かなり以前からあったらしい。 広い禾目とは、おそらくは油滴が流れたような釉調を指すのではないかと思われます。 しかし、1980年代に入って発掘さ..
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2007年06月26日

曜変天目茶碗に関する文章を投稿いたしました。

知り合いで、山梨県の甲府市にて陶芸材料店を経営している、熱勝の木下さんに頼まれて、曜変天目茶碗にかんする文章を投稿、掲載していただきました。 と、言っても当社ホームページのダイジェスト版みたいなものですが・・・・・ http://homepage2.nifty.com/nessho/youhentenmoku/youhentenmoku.html http://homepage2.nifty.com/nessho/ youhenfujita3.gif
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2007年02月25日

曜変天目茶碗のこと。

曜変天目茶碗を知って、早30年近い月日が経ってしまった。 それが、いわゆる結晶釉薬では無いとの確信を持ってからも20年近い月日が流れてしまいました。 その間に焼いた天目茶碗は数万個になり、今考えると非常にバカバカしい作業を繰り返して来たと思える日もある反面、結局はこれの焼成因子だけは掴めたと思う満足感も無い訳ではありません。 先日も、ある方から紹介されて、曜変天目茶碗を再現されたという方にお会い出来ましたが、たしかに虹彩が有り、あの独特の模様も出来ていましたので、これは..
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2006年10月06日

中国で曜変天目茶碗の研究をされている、孫建興氏のホームページにリンクいたしました

NHKの番組、「曜変天目茶碗に挑む」にも出演されていた、孫建興氏のホームページです 兔毫盞(禾目天目)はよく出来ています。 類曜変という作品も発表されていますが、勝手な事を言わせていただけば、やはり手で描いたように見えます。 また、油滴天目は建窯の物とは趣が違い、磁州窯など北方で焼かれた油滴に近い物に見えます。 建窯の研究者ですら油滴天目の再現自体が難しいように感じますので、やはり、現地にて当時と同じ材料を徹底的に探すしか方法は無いのかもしれません。 相互リンクをお..
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2006年10月05日

曜変天目茶碗のページに、「曜変天目茶碗の不思議な青色」のページを追加いたしました。

曜変天目茶碗に限らず、建窯の天目茶碗の魅力は、その不思議な色合いにあるのではないでしょうか。 科学処理や科学薬品を使用して作られた虹彩(ラスター)には無い、不思議な色をしています。 これが800年の昔に焼成された事は、まさに偶然の産物と言えるのでしょうが、時代とは不思議なもので、方々でこの時代に素晴らしい焼き物が生産された事を考えると、今の時代の日本の状況を考えさせられてしまいます。 http://www.geocities.jp/retechnical/iro..
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2006年10月04日

曜変天目茶碗のページに、「建窯の禾目天目の再焼成実験」を追加いたしました。

曜変天目茶碗の秘密に迫る為に、一度は試しておきたかったのが、この本物の建窯の破片の再焼成実験でした。 そもそも、一番大量に生産された禾目天目でさえ、建窯ではどのような窯焚きが行われていたのかが知りたかったからです。 http://www.geocities.jp/retechnical/kenyousai.html http://www.geocities.jp/retechnical/youhenindex.html e-mail:re-frame@inh...
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2006年10月02日

曜変天目に代表される建窯系製品の青色、その2。

光の入射角によって、青く見える部分が動いて見えるような写真を静止画像として撮影するのは、とても難しいのですが、何となくそれが解るような写真が撮れました。 建窯の禾目天目にも、このような青く見える部分が動いて見えるという特徴がありますが油滴天目、曜変天目ともに同じ現象だと思われます。 禾目天目の紋様が分相した鉄分に依る物である事は以前にも書きましたが、油滴はその紋様が横に拡がった物であろうかと思います。 ただ、これを焼く事は非常に困難を要し、おそらくは胎土の耐火度とアルミ..
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2006年10月01日

曜変天目茶碗に代表される建窯系製品の青色

曜変天目茶碗に代表される建窯系の製品、禾目天目も油滴天目も実に不思議な色をしている。 光が当たった時には非常に青色が強く感じられるが、それは、ほぼ直角に光が当たった時であり、やや斜め方向から見ると銀白色に見える。 茶碗を回転させると、青い色を呈する部分が動くように見えるのである。 何度か、建窯の禾目天目茶碗の破片の再焼成実験を行ってみたが、このような色へと変化させる事は出来なかった。 それでも、曜変天目茶碗や油滴天目茶碗が、禾目天目の変種であろうという仮説は変わらない..
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2006年06月09日

建窯油滴天目のX線解析と曜変天目茶碗。

この新聞の切り抜きは、かれこれ20年近く前のものであったと記憶していますが、山崎一雄氏がX線解析によって、建窯の油滴天目を解析された時のものです。 独特の油滴の現れ方を見ても、この破片が建窯の油滴のものである事は間違いないでしょう。 やはり、特に特殊な金属類は検出されておらず、予想どうり鉄釉薬である事が明らかになっています。 おそらく、曜変天目茶碗を解析したとしても同じような結果になるであろう事は予想が出来ます。 油滴と禾目、曜変は同じ釉薬であると考える方が自然である..
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2006年05月31日

曜変天目茶碗の斑紋が上絵付け的技法ではないと言い切る訳。

銀や鉛を使った上絵付け的技法が、曜変天目茶碗の真の技法ではないと私が考える訳にはいくつかの疑問や疑念が有るからです。 まず一番は、やはり上絵付け的な技法であれば、大量生産も可能であり、もっとたくさんの曜変天目茶碗が存在している筈だという事です。 鎌倉から室町、安土桃山の時代には平蜘蛛の釜の例を持ち出すまでもなく、茶道具はお城にも匹敵するような価値の高い物であり、多くの戦の論功行賞にも使われる筈で、簡単に曜変天目茶碗が生産できるような物であれば、織田信長などももっと戦の行賞..
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2006年05月29日

曜変天目茶碗、三つの説

現在、曜変天目茶碗の発生メカニズムにかんする説として存在しているものは、大きく分けて三つの説に集約出来ると思う。 ハッキリとこれですと公に発表されているのは、安藤堅氏の「結晶説」だけではないかと思う。 氏は胎土にスプレーによって、結晶の核を定着させ、その上から釉薬を掛けて焼成し、焼成時に徐冷する事で結晶を育てていると書かれている。(碗の中の宇宙―曜変天目茶碗.の研究と成果) これを私流に勝手に解釈する事を許していただくとすれば、800年前という時代を考慮すれば、何らかの..
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2006年05月28日

曜変天目茶碗の発生メカニズムは既に解明済み!?

家内に叱られて、過去に焼いた茶碗の残骸の整理を行いました。 その中からは多数の曜変紋様の出来損ないが出てきました。 自分でも忘れていた物達で、いろいろな現れ方をした斑紋の残骸達です。 焼成当時は自分でも価値が無いと思ったり、中には気づかずに放置された物達が最後に自己主張をする為に、私に気づかせたかのようでした。 曜変天目の斑紋の発生メカニズムは既に分かっています。 いや、自分だけがそう思いこんでいるだけなのかもしれませんが、高温度で焼成可能な技術で、曜変天目茶碗と同..
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2006年05月28日

曜変天目茶碗の”ニセ物”作り

昨日、近隣にお住まいの方達が組織されている陶芸教室に於いて、曜変天目茶碗のニセ物作りの講習をさせていただきました。 黒天目さえ作れれば、後は簡単にできますので、皆さんなかなかの出来の物が出来あがりました。 mh1.gif mh2.gif mh3.gif mh4.gif mh5.gif
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2006年05月25日

曜変天目茶碗誕生の真相?

二ヶ月にわたって、過去に行った曜変天目茶碗に対する様々な実験や、模倣技術に依って似たものを作る方法の写真を掲載してきましたが、これを見て「こんなの全然似ていないじゃないか」とか「もしかすると、このような現象から生まれたのかもしれない」とか、人それぞれ、いろいろな感想をお持ちの事と思います。 私は陶芸家ではなく、また曜変天目茶碗を再現してそれで何かを得ようと云う必要も無い為、何処かで曜変天目茶碗の本当の真実を解明しようとしている方の、悪い参考例にでもなればという立場でこれを掲..
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2006年05月25日

非破壊試験を待つしかない「曜変天目茶碗」の実態

国宝に指定された曜変天目茶碗の「曜変」の実体解明が成されていない現在、誰かが作り出した「仮曜変天目」とも言うべき物に対して、それが「再現」に相当する物かどうかを客観的に判断する術は無い。 結局は「似ている」とか「似ていない」の範疇に留まってしまうのである。 見る者の主観的、直感的なものに委ねられるのも致し方ない。 実は「似ている」物を作る手だてはいろいろと考えられる。 曜変天目の謎は永遠に解き明かされる事は無いであろうと考える人は多い。 しかし、科学技術がこれだけ発..
posted by dukka at 07:14

2006年05月24日

油滴釉薬の垂れと曜変天目斑紋の垂れ。

油滴天目や禾目天目の腰の部分、釉薬の切れる部分を見てみると、釉薬が垂れるに従って油滴や禾目の斑紋が追随して動いた事が見て取れる。 曜変天目茶碗の場合、外側に斑紋が綺麗には現れていないので、ハッキリとは言い切れないが、動いているとは思えないものがある。 しかし、曜変天目の星紋が現れたその周囲の光彩が禾目状になっている部分を観察するとこの星紋が禾目紋様より後に現れた物である可能性が高い。 禾目紋様を遮るかのように現れている。 星紋が現れる原因と光彩はリンクしてはいるが、星..
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2006年05月23日

今日からあなたも、曜変天目茶碗の再現作家の仲間入り?

昨晩、模倣曜変天目茶碗が出来た時にある岐阜県の瑞浪市の在住の作家の方にメールで写真を送った処、こんな事を言われました。 「まさに、凄く綺麗なオカマと不細工だが性格の良い女性のどちらを選ぶか」みたいな感じだな〜と・・・・・ 言葉は良くないかもしれませんが、言い得て妙な気がしました。 今回は延べでも10時間程度の実験でしたが、曜変天目に似た物は出来上がりました。 もう少し工夫すれば、かなり近い物が出来上がるに違い有りません。 私は、やる気力も意志もありませんが、やはり何..
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2006年05月23日

曜変天目茶碗の模倣版の虹彩が虹色になる時。

虹彩の被膜が非常に薄くなると、写真のように虹色に発色するものが生まれやすくなりますが、これを別の物で代用する事も出来ます。 模倣曜変天目茶碗を降温して680度くらいまで還元したら、そこで器を窯から出してしまいます。 そして、その時に用意しておいた塩化第二錫を水に溶いた溶液を噴霧器でスプレーしますこれだけで、虹色の曜変天目茶碗が出来上がります。 これは禾目や油滴にも応用可能で、時々作家の方の個展などでも、同じ技法ではないかと思われる作品を見かけます。 ただし、気をつけて..
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2006年05月23日

模倣曜変天目に使用する、下地の黒天目の肌

下地に使う黒天目の肌があまりにザラついていると、模倣曜変天目茶碗の虹彩もザラついたものになりやすいようです。 私の場合、10年近く野外に放置されていた器の上に描いたので、いくつかがこのようなザラついた物になりました。 h3.gif h2.gif h4.gif
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2006年05月23日

模倣曜変天目茶碗の虹彩部分を禾目状にするには。

本物の曜変天目茶碗の光彩部分は周囲が禾目状になっている箇所があります。 より本物っぽく見せる為に、周囲を禾目状にする為には、下地となっている天目茶碗に禾目状の薄い膜があると上手くいきます。 たまたま、私の元には失敗した禾目天目が捨ててあったので、それに描いた処、周囲が禾目状の虹彩になりました。 上手く焼けている禾目ではそれがそのまま残る為に駄目で、失敗して微かに禾目紋様が存在する程度が良いようです。 f4.gif f5.gif f6.gif
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2006年05月23日

曜変天目茶碗の模倣の色合い

何しろ、上絵の具もあり合わせの原料で2種類を調合しただけなので、全体像は全く確認出来ませんが、ちょっとした焼き加減で全体にラスターが拡散してしまい、偽星紋の周囲だけではなくなってしまいます。 色合い的には、私の行った調合の範囲では、青系統と緑系統が出来やすいようです。 d1.gif d2.gif d3.gif
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2006年05月23日

曜変天目茶碗のページに、「曜変天目茶碗、模倣美術館」を付け加えてみました。

三日間で簡単に試験した物で出来は良くありませんが、学生時代に行った実験を思い出しつつ、曜変天目茶碗の模倣をやってみました。 筆で描く為に、本物に一見よく似た物が出来ますが、もちろん本物がこのような形で制作されたものとは到底思えません。 中には、人為的に作成された物だとの説を唱える作家の方もいらっしゃるそうですが、確たる理由はないものの、それは違うと感じます。 なぜならば、ただの鉄釉薬でも同じような斑紋は生まれるからです。 http://www.geocit..
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2006年05月23日

日本各地の天目山のおみやげに、模倣曜変天目

正式な名称か、地元での俗称かは定かではありませんが、全国で天目山という名前の場所があるようですが、この模倣曜変天目をおみやげにしても面白いかもしれませんね。 斑紋を付ける絵の具(?)はちょっと高額ですが、それでも5000円くらいでは売れるのではないかと思います。 などと、馬鹿な事を想像していましたが、鉛を使用したりしているので、それは危険なので駄目ですね。 鉛を使用しない模倣方法もありますが、それはガスが発生したりして、ちょっと面倒な方法なので、今は止めておきます。..
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2006年05月23日

レフェリー不在の曜変天目

曜変天目の一番困った処は、レフェリー、つまり目利きが居ないに等しい事です。 もちろん、どのようにして生まれてきたかという原理を発表した人は、今のところ安藤堅氏の結晶釉説くらいで、他には見あたりません。 また「そっくりに出来ているが、模倣品」と「似てはいないが同じ原理で出来た物」を判断出来る人物が見あたらない事です。 これが出来ないと、話になりません。 しかし、人間の直感ほど優れたものは無いと考えれば、やはり見る人は見ていると考えるべきなのでしょう。 c3.gif ..
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2006年05月23日

天目茶碗丸ごと模倣

今度お借りした七宝の炉は、茶碗が丸ごと一個入ってしまうので便利です。 しかし、それにしても30年近い年月を掛けて実験して、コツコツと近づいて来た物よりも、模倣技術で作成した茶碗の方が、本物に似て見えてしまう事は、実に複雑な気分ですそれにしても、こんなに簡単な方法で作った物だとしたら、相当な数の曜変天目が残っていてもよさそうなものですし、時の権力者が大切にする筈がありませんね。 a1.gif a2.gif
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2006年05月22日

曜変天目模倣用の七宝炉

先日七宝の炉をお借りした、近所の女性がおもしろがって、今度は天目茶碗が一つ丸ごと入るちょっと大きめの炉を借りて来てくれました。 今からいくつか試してみます。 l1.gif m1.gif
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2006年05月22日

何を以て、曜変天目の模倣と言うか。

曜変天目の模倣と言うからには、それなりの理由がなければならないであろう。 例えば私が1300度の高温度下にて、同じような曜変天目茶碗を焼いたにしても、それはある意味では模倣でもある。 真似て作っている事には間違いない。 初めから、どのような原理で曜変天目茶碗が出来ているのかを探って実験を繰り返しているのであるから、これは明らかに模倣の類である。 しかし、ここで私が模倣とそうでない物とを区別しているのは、明らかに故意に人工的に作られた斑紋、紋様を作る行為を模倣と呼ばせて..
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2006年05月22日

曜変模倣と不自然さ。

今回、曜変天目の模倣試験を行ってみて得られた事があります。 それは、今まで再現されたと聞いて拝見させていただいた、曜変天目茶碗に感じた不自然さが、小さな陶片に上絵付けされた今回の物にも見事に感じられる事です。 初めから自分で描いたからというのではなく、多くの作品を一目見て感じた不自然さと同じものが感じられるのです。 これが何に起因するものなのか言葉にするのは非常に難しいのですが、30年近くも曜変天目の斑紋ばかり見続けた人間の得た勘のような物かもしれませんし、一種の規則性..
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2006年05月22日

模倣と曜変天目

曜変天目の模倣を七宝焼きの小さな炉をお借りして試してみた処、ラスター彩を施す地の黒天目部分の組成で色合いが微妙に変化する事に気づきました。 今は焼き物の材料になるような金属類などがあまり手元にそろっていない為に、上絵付けする方の組成はあまりいろいろな物は試せないのですが、これだけでも面白い結果は得られるので、遊びとしては非常に楽しいものです。 何しろ、いままでは知らなかったのですが、七宝の炉は1000度まで温度を上げるのに1時間しか掛からないのですね、これなら簡単に試..
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2006年05月21日

曜変天目模倣技術と方鉛鉱(Galenite)

私は絶対に、曜変天目茶碗は1200度以上の高温度で焼かれた物であると考えていますし、実験に依り高温度で斑紋が焼き付く事は証明できていると考えている。 しかし、鉛と銀を使って模倣している方はこう言うかもしれない。 「方鉛鉱は鉛の鉱物であるが、しばしば銀を含んでいるではないか」と・・・・・ そうです、確かに方鉛鉱は銀を含んでいる事も多く、それほど希な鉱物でもありません。私も以前、曜変天目の発生原因が鉱物なのではないかと考えていた時期に、この組み合わせには非常に興味を持ち、岐..
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2006年05月21日

曜変天目茶碗と模倣技術

ホームページやブログにて、何度か模倣の事を書いた処、何通かのお怒りのメールを頂いた。 Webメール(フリーメール)の為、差出人の方は不明であるが、数人の方のようでした。 曰く「再現された方のものは本物の曜変天目と言える」 曰く「おまえの方が模倣ではないのか?」 曰く「何を根拠に、模倣と言うのか?」 大凡、このようなご批判であった。 勿論、建窯の曜変天目がどのような物であるのかが、証明されている訳ではない現在、私こそが曜変天目の秘密を知っていると言った処で、それが何..
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2006年05月20日

藤田と龍光院の曜変天目の口縁の釉薬剥がれ。

国宝に指定された曜変天目のうち、藤田美術館所蔵のものと龍光院所蔵のものを見ると、口縁が一箇所、釉薬が剥げている処がある。 これが何を意味するものなのかは皆目見当が付かない。 もう20年以上も前であろうか、ある曜変天目の模倣品を作る名人が居て、この釉薬剥がれを、「火鋏で引っ張り出す為に予め釉薬を剥いで於いた物ではないか」と言っていたのを思い出す。 彼の作り出すレプリカは非常に良く出来ており、鉛や銀化合物を使い、それに水溶性のバリウムなどと組み合わせ、瑠璃色の光彩の出る曜変..
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2006年05月19日

曜変天目の光彩とHematite(ヘマタイト)

以前から思っていた事なのですが、曜変天目の光彩現象と鉱物の赤鉄鉱(Hematite)との間に何かしら関係があるのではないかという感じがあります。 宝石用に研磨されている事もあり、黒いのですが一見すると鏡面のように見える物です。数珠などに加工された物も観光地などで見かけた事もあるので、ご存じの方も多いのではないかと思います。 このヘマタイトは鉄分が水中で沈殿して出来たタイプと、熱水作用で出来た物、また火山ガスから直接的に結晶した物があるそうで、日本でも岩手県の仙人鉱山などで..
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2006年05月19日

龍光院所蔵の曜変天目の外面に見える、銀白色の貫入のような網目模様。

龍光院の曜変天目の実物をご覧になった事のある方は、気付かれたと思われるが、この曜変天目の外面には一見貫入を思わせるような網目状の紋様が現れている。 これについて、一部の評論などに触れられたものはあるが、いずれも「よく分からない」という解説で、それほど重要視されていないようである。 しかし、この銀白色の網目模様には実はある重要な事実が隠されていると思われる。 これこそは、外観的には曜変天目が高温度で焼かれた事を証明しうる、証拠ともなる物である。 これは、もちろん貫入では..
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2006年05月18日

曜変天目と白銀色の光彩

曜変天目を解説した書籍などを拝見して、よく記述されている言葉に虹彩という文字があり、玉虫色とか虹色という言葉も同時に見かけるが、これは或意味で誤解を招く表現であるかもしれない。 例えば、静嘉堂文庫の稲葉天目を見て最初に感じる色は黒地に「白」である。 少なくとも私はそうであった。 実際によく見ると、白銀色である事がわかり、光線の加減で青紫色、瑠璃色にこの白銀色の光彩が見る場所に依って動いて見えるのである。 藤田美術館の曜変天目は、はじめから瑠璃色に見える方が勝っているが..
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2006年05月18日

曜変天目と建窯の龍窯

曜変天目の焼成された窯として、建窯で使われていた窯は龍窯と呼ばれる半地上式の穴窯であり、側面には多数の出入り口が設けられていたという。 この龍窯のミニチュアを作って、焼成実験した事があるが、それは横に鞘鉢一個がやっと並べられる程度の大きさで奥行きは全体で3m弱の非常に小さな物である。 鞘も全部で7〜8個程度詰めるのが限度であり、ほとんどは薪を入れる焼成場所にとられてしまった。 大まかには耐火煉瓦を使用し、天井などの難しい部分は作陶で余った陶土に砂などを混ぜて使い、床には..
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2006年05月17日

曜変、国宝の三椀は一緒に焼かれた物である。

国宝に指定された曜変天目の三椀は同じ窯焚きから生まれた公算が大きい事は、以前にも記しました。 おそらく偶然に襲ったトラブルが原因で生まれた曜変天目の三椀は、同じ窯に入っていた可能性が非常に高いと思われます。 そのトラブルとは、そんなに頻繁に起こるようなものとは思えない為、また曜変天目が三椀以外には織田信長が所有していたと言われる物しか世の中に生み出されなかったと考えると、やはり一緒の窯に入っていた公算は大きいと思います。 またもう一つの理由として、図録などでは写真を撮影..
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2006年05月17日

曜変天目と油滴天目と禾目天目

先にも論文を引用させていただいた、山崎一雄氏であるが、氏の論文中に油滴天目に触れた次のような一説がある。 「茶碗の焼成の途中において釉が溶融した時、二層に分かれ一部が滴状となって釉の上に浮かんだ。これがそのまま冷却して滴は結晶し、釉は結晶せずガラス質のまま固化したものではなかろうか。」 元々、華北の油滴天目については沢村滋郎氏に依る詳細な実験報告が存在するが、「大日本窯業協会誌」48巻567号他 建窯の油滴がこれと同じ出来方をしているかどうかは、検証が難しく曜変天目の光..
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2006年05月17日

ホームページの「曜変天目」の各ページを更新しています。

兎毫盞(禾目)天目に挑む2 http://www.geocities.jp/retechnical/nogime2.html 滴珠(油滴天目)に挑む!3 http://www.geocities.jp/retechnical/nogime3.html 曜変天目に挑む!6 http://www.geocities.jp/retechnical/youhen6.html 曜変天目に挑む!7 http://www.geocities.jp/rete..
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2006年05月17日

何を以て「曜変天目」と云うか、「輪郭と光彩」

曜変天目と言って、誰でも真っ先に名前を思い浮かべるのが、山崎一雄氏であろう。 氏は曜変天目(龍光院)を顕微鏡で覗いた世界で唯一の人物であり、論文は何度か加筆され、私の所有している物は昭和62年に思文閣出版から発刊されたものであるが、そこにはこのように記述されている。 {茶碗内面の斑点は楕円形に近く、径1〜6ミリ、光沢がなく、内部は黄白色を呈し、きわめて細かい結晶の集合である。この斑点の厚さは薄く、拡大鏡で見ると傷のあるところでは下の黒い釉が露出している。} また..
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2006年05月17日

曜変天目茶碗の、まぼろしと遊ぶ68:銀白色のラスター被膜

星紋は黒く、輪郭部分は赤味を帯びた銀色を呈します。 遠ざかると青みを帯び、膜が厚いと思われる部分は銀色が強く、虹彩の縁近くは青色味を呈します。 http://www.geocities.jp/retechnical/youhenindex.html http://www.geocities.jp/retechnical/ TEL:029-830-7655 hanmon.gif
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2006年05月17日

曜変天目茶碗の、まぼろしと遊ぶ67:ラスターと虹彩

星紋はやや潰れかけたような形で輪郭部はハッキリしない箇所が多いのですが、周囲の虹彩は青みを帯びたラスター状になっています。 見る角度で青く見える場所が動いたように見える遊色作用が有りますが、箇所に依っては紫色を呈したり、赤味を帯びたり、橙味を帯びたり変わった色が現れます。 ちょっと見、樹脂製の変色する温度計のような色合いを持っています。 http://www.geocities.jp/retechnical/youhenindex.html http:..
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2006年05月16日

ドラゴンボールを七つ集められたら、800年前の福建省に行きたい。

もしも、ドラゴンボールを七つ集められたら、南宋時代の中国の福建省に連れて行ってもらいたい。 ドラゴンボールでなくとも、流星号でもケン・ソゴルでも、奇天烈でもドラえもんでも誰でも構わないから、連れて行って欲しい。 幼い頃から空想癖のあった私は、今でもふと気づくと真剣にそんな事を考えている時がある。恐ろしいことである。 でも、それくらい空想するほど曜変天目の事を考えていた時期がありました。 何故、3椀しかないのか? 何故、日本にしかないのか? 何故、外側に斑点が出来に..
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2006年05月16日

曜変天目茶碗はいかにして生まれたか。

800年も前の中国は福建省、建窯の一つ廬花坪の何号窯かで焼かれたのではないかと言われる「曜変天目茶碗」はどのようにして生まれたのであろうか。 建窯の通常の焼成品は「兎毫盞」日本で云うところの「禾目天目」である。 黒漆質の天目茶碗の口縁から見込みの中を茶溜まりに向かって茶色(柿色)の筋状の斑紋が現れる。 中には銀白色やラスター質の呈色を見せる物もあり、美しい物である。 次に希な物は、「油滴天目」である。 華北で生まれた油滴天目とは大分趣が違い、斑紋はラスター質を見せ、..
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2006年05月16日

曜変天目茶碗の、まぼろしと遊ぶ66:青銀色のラスター

星紋は黒色で地釉肌と同一で、輪郭部分は青銀色のラスター状色彩を呈しています。 輪郭から近い所は青みがかった虹彩で、遠ざかると弱冠ですが赤味を帯びたように見えます。 http://www.geocities.jp/retechnical/youhenindex.html http://www.geocities.jp/retechnical/ TEL:029-830-7655 youhen25.gif youhen25a.gif
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2006年05月16日

曜変天目茶碗の、まぼろしと遊ぶ65:青銀色の斑紋

黒天目地に青銀色の輪郭部がくきりと浮かびます。 あまりにガラス質の釉薬肌を持っていますと、虹彩部分がはっきりしない事や、群れがはっきりしない事が多いようです。 これは禾目天目を焼く時にも云える事なのですが、肌がガラス質に焼ける時に禾目が出来にくくなります。 http://www.geocities.jp/retechnical/youhenindex.html http://www.geocities.jp/retechnical/ TEL:029-830-76..
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2006年05月16日

曜変天目茶碗の、まぼろしと遊ぶ64:銀白色の斑紋

星紋は核の部分が僅かに残るだけで、輪郭部分は青銀色のラスター質で輝いたように見えます。 虹彩部分は、銀色っぽくみえますが、僅かに遊色効果を現します。 http://www.geocities.jp/retechnical/youhenindex.html http://www.geocities.jp/retechnical/ TEL:029-830-7655 yohen28b.gif yohen28.gif
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2006年05月15日

曜変天目の釉薬と焼成、焼き上がりの釉肌

ここまで数々の曜変天目の出来損ない、失敗、の写真を掲載してきましたが、勘の良い方は気づかれたのではないかと思うのですが、曜変天目の斑紋が出来る原因と、ラスター現象が起きる現象は別の現象です。 誤解があるといけませんので説明すると、その二つは同時に起きる現象ですが、必ずしも同時に起きる訳ではなく、それぞれに起きる可能性があるという意味です。 建窯の製品を見ても禾目天目や油滴天目にも同様のラスター現象が見られる製品もありますし、国宝に指定された曜変天目茶碗をよく観察しても、斑..
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2006年05月15日

曜変天目茶碗の、まぼろしと遊ぶ63:青銀色の斑紋

黒地に青銀色の斑紋が出来ています。 虹彩部分は、緑色がかっていて、禾目状にならずに蒔絵状に張り付いた感じに見えています。 http://www.geocities.jp/retechnical/youhenindex.html http://www.geocities.jp/retechnical/ TEL:029-830-7655 yohen20f.gif
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2006年05月15日

曜変天目茶碗の、まぼろしと遊ぶ62:くっっきりした斑紋と輪郭部

星紋は黒に近い茶色ですが、輪郭部分はくっきりした銀白色で出来ています。 輪郭部の外側に更に輪郭部があり、そのまわりにラスター質の虹彩部が出来ています。 比較的、釉薬表面がフラットでガラス質な時に特有の出来方です。 http://www.geocities.jp/retechnical/youhenindex.html http://www.geocities.jp/retechnical/ TEL:029-830-7655 yohen27.gif yohen27a.gif
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2006年05月15日

曜変天目茶碗の、まぼろしと遊ぶ61:青白いラスター状輪郭と虹彩部

yohen25b.gif 黒釉薬地に星紋の核が僅かに残り、輪郭部分は青白くラスター状になっています。 周囲の虹彩部分は輪郭部に近いほど銀白色っぽく遠ざかるにつれて青みを増します。 http://www.geocities.jp/retechnical/youhenindex.html http://www.geocities.jp/retechnical/ TEL:029-830-7655
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2006年05月14日

曜変天目茶碗の、まぼろしと遊ぶ60:浮き出す虹彩部分

黒地に黒っぽい星紋とそれを取り巻く銀白色の輪郭部、弱冠緑色がかった青白い虹彩部で出来ています。 直接的に光りが当たった部分が、浮き出したように見える虹彩部です。 youhen28.gif http://www.geocities.jp/retechnical/youhenindex.html http://www.geocities.jp/retechnical/ TEL:029-830-7655
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2006年05月14日

曜変天目茶碗の、まぼろしと遊ぶ59:黒地に銀白色の斑紋

黒天目地に黒色に近い星紋と青白いラスター質輪郭部、青白い虹彩部が現れています。 青白い部分は、光りの加減で青っぽく見えたり、赤っぽく見えたりします。 youhen16a.gif youhen26a.gif http://www.geocities.jp/retechnical/youhenindex.html http://www.geocities.jp/retechnical/ TEL:029-830-7655
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2006年05月14日

曜変天目茶碗の、まぼろしと遊ぶ58:銀色の曜変斑紋

黒地に黒い星紋、銀白色の輪郭部と虹彩部分です。 虹彩部分は、場所に依っては青色に見えるぶぶんや橙色に見える部分があり、見る角度に依って動くように見えます。 http://www.geocities.jp/retechnical/youhenindex.html http://www.geocities.jp/retechnical/ TEL:029-830-7655 youhen16a.gif
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2006年05月13日

曜変天目茶碗の、まぼろしと遊ぶ57:艶消し青色ラスターに青色艶有りの斑紋

艶消し状に器全体に現れたラスターの中に、艶のある青い斑紋が現れています。 星紋の核は銀白色で、星紋同志が群れを成してはいません。 http://www.geocities.jp/retechnical/youhenindex.html http://www.geocities.jp/retechnical/ TEL:029-830-7655 youhenao.gif
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2006年05月13日

曜変天目茶碗の、まぼろしと遊ぶ56:黒地に黒い星紋と銀白鏡面の虹彩

黒地に、黒い星紋が現れてその周りを鏡面状銀白色の虹彩部分が取り巻いています。 星紋の輪郭部分のリングがハッキリしている部分は少なく、虹彩の一部は遊色効果が現れています。 http://www.geocities.jp/retechnical/youhenindex.html http://www.geocities.jp/retechnical/ TEL:029-830-7655 youhen1.gif youhen2a.gif
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2006年05月13日

曜変天目茶碗の、まぼろしと遊ぶ55:黒地に濃紺のラスターと星紋

黒い天目の地に濃紺の禾目状を見せるラスターがかかり、その中に星紋が浮かんでいます星紋は輪郭部を伴った物と、星紋しか現れていない部分が混在しています。 http://www.geocities.jp/retechnical/youhenindex.html http://www.geocities.jp/retechnical/ TEL:029-830-7655 kikkake.gif kikkake2.gif
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2006年05月12日

曜変天目茶碗の、まぼろしと遊ぶ54:不気味な斑紋

器全体がラスター被膜を被った物の上に、不気味な大きな斑紋が現れました。 器全体を覆うラスターは、銀青色で少々鏡面状になっており、その中に核を伴った星紋が濃紺色に現れています。 例によって、虹彩部分は全体の金属質被膜の中に溶けこんでいます。 http://www.geocities.jp/retechnical/youhenindex.html http://www.geocities.jp/retechnical/ TEL:029-830-7655 ..
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2006年05月12日

曜変天目茶碗の、まぼろしと遊ぶ53:紺黒地に銀白色の輪郭部分

紺黒の地色の上に銀白色の斑紋。 輪郭部分だけがクッキリと浮き出しています。 星紋だけが現れ、周囲の虹彩は器全体が被っている金属質被膜に溶け込んでハッキリとはしません。 何故、このような現れ方をするのかは、よくわかりませんが、曜変天目の斑紋を際だたせるのには、地色はあくまでも黒天目の黒で、器全体がラスター質の被膜に覆われるような焼き方では駄目なようです。 http://www.geocities.jp/retechnical/youhenindex.html..
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2006年05月12日

曜変天目茶碗の、まぼろしと遊ぶ52:青紺の地に青色星紋、銀灰色の虹彩

青いラスター状の星紋の周りに銀灰色の虹彩部分が出来ています。 地の部分は、青紺色の中に同系色の禾目紋様が走っています。 http://www.geocities.jp/retechnical/youhenindex.html http://www.geocities.jp/retechnical/ TEL:029-830-7655 aogin.gif aogin2.gif
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2006年05月11日

曜変天目茶碗の、まぼろしと遊ぶ51:黒釉上に銀色の星紋と紺色の輪郭部

静嘉堂文庫の大椀を真似て形作った器に、銀色の星紋と紺色の輪郭部、青い虹彩が現れています。 簡単に言えば、星紋の周辺だけにラスター現象が起これば良いのですが、どうしても器全体がラスター、金属質被膜で覆われてしまう為にメリハリがつきません。 少々ですが、外側にも斑紋は現れます。 http://www.geocities.jp/retechnical/youhenindex.html http://www.geocities.jp/retechnical/ T..
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2006年05月11日

曜変天目茶碗の、まぼろしと遊ぶ50:鏡面状曜変斑紋

地色である黒天目の釉の表面がガラス質で鏡面光沢をもつと、時として写真のような、クロームメッキを施したような、曜変斑紋が生まれます。 このパターンが生まれる時、ほとんどの場合に星紋は黒色、輪郭部のリングや周囲の虹彩部分までがこのような鏡面滴な白銀色になり、現れ方もクッキリしています。 釉薬肌がもう少ししっとりしていて、ラスター膜が薄ければ、美しい青い虹彩を放つのではないかと考えられますが、この調整には非常に手こずりました。 http://www.geocities..
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2006年05月11日

曜変天目茶碗の、まぼろしと遊ぶ49:青や紫色のラスター状星紋

柿色の天目釉薬上に斑紋が浮かんでいます。 ただ、こちらは周囲の虹彩部分はあまり無いのですが、星紋の核の周りが何故か、青や紫色のラスター状の虹彩を放っています。 その周囲には、前回同様銀灰色の禾目模様が出来ているのですが、同じような焼き上がりでも、このように斑紋の出方が違うから、いろいろなパターンの斑紋の出方を見ないと、理解するのに苦しんでしまいます。 http://www.geocities.jp/retechnical/youhenindex.html ht..
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2006年05月10日

曜変天目茶碗に関して

曜変天目茶碗の再現という事に関して、いろいろと実験を重ねてきましたが、不思議に思う事は、この曜変、窯変、という現象に関して、ただそっくりに焼けばよい、いや、あまりに静嘉堂文庫の稲葉天目にそっくりな物が再現されたといっては、発表される機会が多い事が不思議でなりません。 何故、それ以上の物、もしくは変わった物が出てこないのでしょうか? どうして、稲葉天目とそっくりに見える斑紋の物ばかりが発表されるのでしょうか。 本能寺で焼失したとされる「織田信長所有の曜変天目はこうだったの..
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2006年05月10日

曜変天目茶碗の、まぼろしと遊ぶ48:飴色地に斑紋

ラスターが出現する時に、何の加減か未だに解明できないのですが、本来的に黒い筈の釉薬の色が薄くなり、透明感を持つ事があります。 今回の物もまさにそうした物の一つで、黒天目釉が薄い飴色にまで褪色してしまっています。 その中に、明らかに曜変現象と同じ斑紋が出現していますが、ラスター部分は銀灰色をしており、周囲にも銀灰色の禾目を伴っています。 ちなみに素地上に見える白い膨らみは、私が土の篩いを怠り、その結果小石が膨らんでしまった物で、斑紋とは無関係な物です。 http..
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2006年05月10日

曜変天目茶碗の、まぼろしと遊ぶ47:潰れかけた星紋

星紋が丸く円形にならずに、潰れかけたような形をしていますが、よく見ると核のような物の配置が悪く数が多すぎる為にそのように見えるようです。 輪郭部分は虹色に光り、その周囲は一旦紺色のラスターにかわり、更にその周囲に青銀色の禾目紋様が出来ています。 http://www.geocities.jp/retechnical/youhenindex.html http://www.geocities.jp/retechnical/ TEL:029-830-7655 ..
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2006年05月10日

曜変天目茶碗の、まぼろしと遊ぶ46:消えそうな斑紋

器全体の青銀色の禾目状ラスターが強すぎる為、星紋の存在が見えにくくなっています。ラスター被膜が強すぎるとこのような状態になりやすいようです。 http://www.geocities.jp/retechnical/youhenindex.html http://www.geocities.jp/retechnical/ TEL:029-830-7655 hanmon6.gif hanmon9.gif
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2006年05月09日

曜変天目茶碗の、まぼろしと遊ぶ45:青いラスターに沈む斑紋

良く観察すると、曜変の斑紋と同じ構造の物が出来ているのですが、星紋の核の部分がラスター状の銀白色となり、そこから輪郭部までの幅が広く、また隣同士が重なり合っている為に、黒っぽく見えます。 輪郭部のリングは明瞭ではありませんが、ラスター状の青い禾目を寸断しています。 全体が黒く仕上がり、星紋の周りにだけ、このようなラスターが出来れば良いのですが、なかなか理想的な形にはなりません。 http://www.geocities.jp/retechnical/youhen..
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2006年05月09日

曜変天目茶碗の、まぼろしと遊ぶ44:黒地に薄く白い星紋、金色の虹彩部

黒釉薬地に灰白色の星紋と金色系の虹彩部が出来ています。 やはり、比較的漆的な釉肌に焼けるような場合に、地の黒釉部分と星紋や虹彩部分がくっきりとするようです。 しかし、これがなかなか難しい事で、調合なのか焼成なのか、原材料なのかという、自分自身への問いかけに押しつぶされそうな毎日でした。 http://www.geocities.jp/retechnical/youhenindex.html http://www.geocities.jp/retechnic..
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2006年05月09日

曜変天目茶碗の、まぼろしと遊ぶ43:金色の油滴

いつも同じ形で同じ釉薬ばかりでは飽きてしまうので、極希に形を変えて別の釉薬を調合してみたりします。 そういう時に思いがけず、別のヒントになるような物が生まれたりするのですが、これなども禾目を焼こうと思って窯の中に入れておいたのですが、出来た物は金色のラスター状の油滴天目でした。 http://www.geocities.jp/retechnical/youhenindex.html http://www.geocities.jp/retechnical/ TE..
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2006年05月08日

曜変天目茶碗の、まぼろしと遊ぶ42:一面が青い器に青い曜変斑紋

一面に青い艶消し状(マット状)の金属質被膜は被った上に、より濃い色の星紋と輪郭部虹彩部が出来ています。 元の釉薬は黒いのですが、まるでトルコ青のような色になっています。 地釉薬の黒い色に被ったラスター状の部分は、よく観察すると禾目状の斑紋になっており砂粒のようなキラキラした小さな反射する物が出来ています。 http://www.geocities.jp/retechnical/youhenindex.html http://www.geocities.jp/r..
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2006年05月08日

曜変天目茶碗の、まぼろしと遊ぶ41:器の外側に出る斑紋

soto.gif soto2.gif 曜変天目の斑紋は内側に出やすく、外側に出にくいのは本当ですが、出ない訳ではありません、マッット状の汚いサンプルで申し訳ありませんが、写真のように外側にも現れますこれは、曜変の斑紋の出来る理由と深い関係があります。 http://www.geocities.jp/retechnical/youhenindex.html http://www.geocities.jp/retechnical/ TEL:029-830-7655
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2006年05月08日

曜変天目茶碗の、まぼろしと遊ぶ40:飴色の地に青白い曜変斑紋

黒天目自体が透明性を強くし飴色になった上に、白銀色の星紋とそれを取り巻く青白い禾目状の虹彩が現れています。 輪郭部は一段と色の濃い青銀色の虹彩になっています。 虹彩が激しく出現する時に、釉薬自体の黒色が薄く透明性を帯びる事は度々経験していますが、まるで虹彩に鉄分を吸い取られたかのように見えます。 http://www.geocities.jp/retechnical/youhenindex.html http://www.geocities.jp/retech..
posted by dukka at 06:23

2006年05月07日

曜変天目茶碗の、まぼろしと遊ぶ39:二重のラスター

口縁からは薄茶色の金属質の禾目が下がっていますが、器の中間地点でそれは終わり、そこから下は、光りを当てると青や紫や緑色に光る別種類のラスターに覆われています。 luster.gif luster2x.gif http://www.geocities.jp/retechnical/youhenindex.html http://www.geocities.jp/retechnical/ e-mail:re-frame@inh.office.ne.jp
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2006年05月07日

曜変天目茶碗の、まぼろしと遊ぶ38:銀紙を貼ったような油滴天目

まるで、銀紙を貼り付けたような鏡面銀色の油滴天目です。 金色で同じようなものが出る事がありますが、銀色は珍しい物です。 yutekim.gif http://www.geocities.jp/retechnical/youhenindex.html http://www.geocities.jp/retechnical/ TEL:029-830-7655
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2006年05月07日

曜変天目茶碗の、まぼろしと遊ぶ37:青色ラスターに隠れた斑紋

器全体がラスター被膜で覆われてしまうと、そこに在る斑紋が光りを当ててみないと見えない場合がよくあります。 これも、そうした物の一つですが、禾目紋様の小さな斑紋だと思っている物が、光りを当てて別の角度から見ると、核のような物である事がわかります。 monyou,mounyou2 http://www.geocities.jp/retechnical/youhenindex.html http://www.geocities.jp/retechnical/ e-ma..
posted by dukka at 06:04

2006年05月06日

曜変天目茶碗のページ「まぼろしと遊ぶ」に曜変天目茶碗に挑む!11、第一期総括をアップロードしました。

http://www.geocities.jp/retechnical/youhen11.html http://www.geocities.jp/retechnical/youhenindex.html tel:029-830-7655 seikaseimon4.gif
posted by dukka at 09:46

2006年05月06日

曜変天目茶碗のページに「曜変天目茶碗に挑む!10」をアップロードいたしました。

http://www.geocities.jp/retechnical/youhen10.html http://www.geocities.jp/retechnical/youhenindex.html youhen25a.gif
posted by dukka at 06:27

2006年05月06日

まぼろしと遊ぶのページ(曜変天目茶碗)に「曜変天目茶碗に挑む!9」をアップしました。

http://www.geocities.jp/retechnical/youhenindex.html http://www.geocities.jp/retechnical/youhen9.html TEL:029-830-7655 seimon11.gif
posted by dukka at 05:25

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